HTML5.1、5.2での仕様変更点をメモ。

By | 2018年8月9日

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先日Twitterにこんな投稿をしたら地味に伸びたので、私も含めて案外みんな2014年に勧告された後のHTML5の仕様変更は追ってないのかなと思い、自分のための備忘録も兼ねて主な変更点をメモしておきます。

なお自分はマークアッパーなので、仕様変更点全てを網羅するのではなく、あくまでHTMLマークアップに関連する部分のみピックアップすることとします。全ての変更点を確認したい人はW3Cの仕様書をあたってください。



2016年HTML5.1勧告時の仕様変更

HTML5.1勧告時の注意すべき仕様変更点は以下の通り。

【追加】
・picture要素とsrcset属性の追加
・details要素とsummary要素の追加
【削除】
・ネストされたセクション要素の見出しに全てh1を置くこと
・tfoot要素をtbody要素の前に置くこと
【変更】
・セクション要素の中のheader/footer要素は入れ子にできる
・figcaption要素はfigure要素のどこに書いても良い
・img要素のalt属性は削除してはいけない(たとえtitle属性がついていたり、友達にe-mailを書くような場合であっても)

など…

[参考:HTML5からHTML5.1への変更点(W3C・英語)

2017年HTML5.2勧告時の仕様変更

HTML5.2勧告時の注意すべき仕様変更点は以下の通り。

【追加】
・dialog要素の追加
・link要素のrel属性値に“canonical”、“noreferrer”、“apple-touch-icon” の値が追加
・WAI-ARIA1.1に準拠
【削除】
・keygen、menu、menuitem要素が廃止
【変更】
・dl要素の直下にdiv要素を記述できる
・body要素内にstyle要素を記述できる(ただしパフォーマンス面の問題から従来どおりhead要素内に記述することを推奨)
・複数のmain要素を記述できる(ただし最初にユーザに見せるのは1つだけで、他はhidden属性で隠す)
・fieldset要素内のlegend要素の中に見出し要素を記述できる

など…

[参考:HTML5.1からHTML5.2への変更点(W3C・英語)

おまけ&まとめ

こうやってみると一部ピックアップしただけでも結構いろいろ変わってるなーという印象ですね。

特に個人的に感慨深いのはHTML5.1の時に「ネストされたセクション要素の見出しに全てh1を置くことができる」という仕様(新しいアウトライン・アルゴリズム)が廃止されたことでしょうか。

この件についてはこのブログでもこちらの記事で言及してそれなりに反響いただいたので詳しく知りたい方は読んでみてください。

あともうひとつ、5.1、5.2での変更点じゃないのですが、HTML5の仕様策定中に検討されていたhgroup要素が勧告時に仕様から削除されたことでしょうか…。

アウトライン・アルゴリズムもhgroup要素も実は勧告前には「at risk(削除される可能性がある要注意の仕様)」とされていたものの、割と目玉機能に近いものとして勧告前から盛んに事例紹介されていたので、いざ勧告時に「やっぱこれなしね!」とか言われた時のダメージが大きかったです(汗)

HTML5仕様は今後も毎年マイナーアップデートを続けるみたいなので、これからはどんなに魅力的に見えても勧告前の、特にat riskの仕様には手を出さないようにしようと心に決めました…(苦笑)


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